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キラキラ育ちのあなたへ

プリキュアが好きで、絵本を子どもと読むのが好きなオタクが、プリキュアひとりひとりに「この絵本!」と思う一冊をあてがって紹介するだけの趣味の場所です。

雪城ほのか「おつきさまこんばんは」

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雪城ほのか「おつきさまこんばんは」


作:林 明子  福音館書店

「ごめんごめん ちょっとおつきさまとおはなししてたんだ」

よるになって、おつきさまがそらにのぼりました。おつきさまこんばんは。
ところが、くもがやってきて、おつきさまをかくしてしまいます。


 
小さい頃にとっても大好きだった絵本です。母によると「おつきさまがくもにかくされる場面で、必ずどの子も焦る」という話です。
おつきさまを隠すくもは、おつきさまとお話をしていただけだったのです。その優しい安堵感、かたくなだったキリヤくんと自然と打ち解けたほのかちゃんに通じるものがあると感じて選びました。また、勝手な願いではありますが、最終回でちらりと姿を見せたキリヤくんの生まれ変わりのような男の子とほのかちゃんが知り合うことがあれば、あるいは、キリヤくんが何かの形で戻ってきたときには、ほのかちゃんにはぜひ優しい絵本をたくさんキリヤくんに読んであげてほしいなと感じるのです。
「おつきさまこんばんは」は赤ちゃん絵本ですが、ストーリーもあり、表紙裏表紙だけで遊ぶことのできる絵本でもあります。また、おうちの屋根の上に描かれている猫にもストーリーがあるように、絵だけを眺めていても飽きない素敵な絵本です。ほのかちゃんにはぜひ楽しんでほしいです。

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